札幌メイクアップアーティスト 華菜順子(はな じゅんこ)

  • 2013年12月21日

眉が太くて、目が小さいことが私のコンプレックスでした。20歳の時、3メートルほど離れた席から、上司が何気に言った一言「君は目が4つあるみたいだね」と、言われたのが極め付けである。乙女心にぐさりとささりました。

それ以来、眉を何とかしたい、目を大きくしたいと、化粧品屋さんで美容部員にメイクをしてもらった。しかし、帰りには、手で顔を擦りながら、気に入らない化粧を落すことが続き(今の美容部員の方は上手ですが、30年前は・・・)メイクアップの基本というか、私を綺麗にしてくれる先生はいないのかと、ずーっと探していました。

 

1983年私が24歳の時に、東京の表参道にシュウウエムラの化粧品とメイクブラシがズラーっと並んだブティックがオープンし、私はOL時代、何度もそこへ足を運びました。

また、某化粧品を扱う友人の手伝いをしながら、メイク講習に参加するなど、メイクを教えてくれる場所には、所を選ばず参加していました。

 

人生の大きな転機は1991年32歳、2歳の息子を連れて離婚したこと。一生出来る仕事を探し、両親の勧めもあって、手に職をつける為に、憧れのシュウウエムラメイクアップスクールのプロコースに通うことに。四国香川県から大坂まで、週1回片道3時間交通費15,000円、時間とお金と労力気力を使って1年。メイクアップアーティストになれる保証は何一つありませんでしたが、無我夢中で通いました。「自分を変えたい」「何とかしたい」30代というのは本当にキラキラ輝いてて、あの頃の自分がとても愛おしく思います。

 

今となっては、あの心ない上司の一言のお陰で、今の私があると感謝しなければなりません。 =人生万事塞翁が馬=

 

一生懸命だから上手く行く。チャンスも準備のない人にはやってきません。それから、自信がつくまで繰り返す。続ける。楽しいと思って出来ること、これは必ず成就できる。私の持論ですが、やったことしか身に付かない。子育ても同じです。

 

10年近く全国で100人を超すメイクアップアーティストを育てました。その教え子達が頑張っている姿を見ると本当に嬉しい。人生、メイクアップアーティストになって良かったと、つくづく思います。この子たちの為にも、まだまだ私にはやることがある。これからの若い人達に夢と希望を与える大人がいないとね。女性はまだまだこれからです。

 

メイクアップアーティストにチャレンジしたい方は是非、入学説明会に先ずはご参加ください。また、自分の顔のコンプレックスを何とかしたい方も是非、これからの人生に活かして下さいね。

 

メイクアップアーティスト 華菜順子